こんにちは!『今から終活!』の小川です。
今回は、終活の一つとして重要な「遺品整理」についてお話ししたいと思います。
遺品整理とは、亡くなった人の遺品を整理することですが、実際にはどのように行うのでしょうか?
また、遺品整理業者に依頼する場合は、どのように選ぶべきなのでしょうか?
この記事では、遺品整理の基本的な流れやポイント、遺品整理業者の選び方や注意点などを解説していきます。
終活を始める方やご家族の方は、ぜひ参考にしてください。
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遺品整理の基本的な流れ
遺品整理は、亡くなった人の遺品を分類し、必要なものや思い出のものを残し、不要なものや処分するものを捨てるという作業です。
しかし、ただ捨てるだけではなく、故人の想いや家族の気持ちを大切にしながら行う必要があります。
遺品整理の基本的な流れは以下の通りです。
故人の意思を確認する
故人が生前に遺言や手紙などで遺品に関する意思表示をしていた場合は、それに従って行います。
また、故人が加入していた生命保険や葬儀社などに遺品整理サービスが付帯している場合もありますので、確認しておきましょう。
遺族や関係者と相談する
故人の配偶者や子供、兄弟姉妹などの遺族や親族、友人などと相談して、遺品整理の方法や時期、責任者や分担者を決めます。
また、故人が所属していた団体や職場などにも連絡して、関係する物品や書類などを返却したり引き取ったりします。
遺品を分類する
故人の遺品を大まかに以下の4つに分類します。
- 残すもの:
故人や家族が大切にしたいものや思い出のもの。写真や手紙、アクセサリーなど。 - 譲るもの:
故人が望んだり家族が了承したりした相手に譲るもの。貴重品やコレクションなど。 - 売るもの:
価値があって売れるもの。ブランド品や家電製品、本やCDなど。 - 捨てるもの:
不要で処分するもの。衣類や食器、日用品など。
遺品を処分する
残すものは整理して保管し、譲るものは相手に届けます。
売るものはリサイクルショップやオークションサイトなどで販売し、捨てるものはゴミとして出すか粗大ごみとして申し込みます。
ただし、捨てるものには個人情報が含まれている場合がありますので、シュレッダーなどで細かく破棄するか、専門業者に依頼して処分しましょう。
遺品整理業者に依頼する場合の選ぶポイントと注意点
遺品整理は、故人や家族の気持ちを考えるととても大変な作業です。
また、時間や手間もかかりますし、物量が多かったり特殊なものがあったりする場合は、自分たちだけで行うのは困難な場合もあります。
そんなときは、遺品整理業者に依頼するという方法もあります。
遺品整理業者は、遺品の分類や処分、清掃などを代行してくれるサービスです。
しかし、遺品整理業者に依頼する場合は、以下のポイントと注意点を押さえておきましょう。
選ぶポイント
認定資格や加盟団体があるか
遺品整理業者には、一般社団法人遺品整理士認定協会に加盟しているものや、遺品整理士や生前整理アドバイザーなどの認定資格を持っているものがあります。
これらの資格や団体は、遺品整理の知識や技術、倫理観などを保証してくれるものですので、信頼性が高いと言えます。
料金やサービス内容が明確か
遺品整理業者に依頼する際は、料金やサービス内容を事前にしっかりと確認しておきましょう。
料金は、作業時間や物量、処分費用などによって変わりますが、見積もりや契約書に明記されているかどうかをチェックしましょう。
また、サービス内容は、遺品の分類や処分だけでなく、清掃や消毒、不用品の買取や寄付なども含まれているかどうかを確認しましょう。
口コミや評判が良いか
遺品整理業者を選ぶ際は、口コミや評判も参考にしましょう。
インターネットや電話帳などで検索すると、多くの遺品整理業者が見つかりますが、実際に利用した人の感想や評価を見ると、サービスの質や対応の良さなどがわかります。
また、知人や友人などに紹介してもらうこともありますが、その場合も口コミや評判を聞いておきましょう。
最近では、動画サイトでサービスの説明や評判についてを調べることができます。
文字だけでの確認よりも、視覚と聴覚で確認できるのでおすすめです。
注意点
悪徳業者に注意する
残念ながら、遺品整理業界にも悪徳業者も存在します。
悪徳業者は、以下のような手口で被害を与えることがあります。
- 事前に見積もりを出さずに高額請求する
- 貴重品や思い出の品を盗む
- 不用品を買取ると言って安く買い叩く
- 故人や家族の情報を悪用する
これらの被害にあわないためには、遺品整理業者を選ぶ際には慎重になる必要があります。
特に、以下のような業者には注意しましょう。
- 電話やチラシでしつこく勧誘してくる業者
- 料金やサービス内容が曖昧で明確に答えない業者
- 契約書や領収書を発行しない業者
- 遺品の中身を見せないで処分すると言う業者
もし、遺品整理業者に不信感や不満がある場合は、すぐに契約を解除したり、消費生活センターや警察などに相談したりしましょう。
まとめ
今回は、終活の一つとして重要な「遺品整理」についてお話ししました。
遺品整理は、故人や家族の想いを大切にしながら行う作業ですが、自分たちだけで行うのは大変な場合もあります。
そんなときは、遺品整理業者に依頼するという方法もありますが、悪徳業者に注意する必要があります。
遺品整理を行う際は、故人の意思を確認し、遺族や関係者と相談し、遺品を分類し、処分しましょう。
また、遺品整理業者を選ぶ際は、認定資格や加盟団体があるか、料金やサービス内容が明確か、口コミや評判が良いかなどをチェックしましょう。
終活を始める方やご家族の方は、ぜひ参考にしてください。
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